投資信託 [編集] 巨大アンモナイト アンモナイト亜綱の動物は、殻の直径で数センチから十数センチメートル程度のものが多い。 しかし、なかには大きな種も存在し、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州の白亜紀後期層から発見された史上最大のアンモナイト、パラプゾシア・セッペンラデンシス(パキディスクス・セッペンラデンシス。Parapuzosia seppenradensis (Pachydiscus seppenradensis)。アンモナイト目- アンモナイト亜目- デスモセラス科〈la:デスモケラス科〉Desmoceratidae。右の画像参照)などは殻の直径2m[7]に達するものであった。 [編集] 本体の謎 資産運用 ハインリッヒ・ハルダー(Heinrich Harder)の筆による、アンモナイトの生態復元想像図。cf. The Wonderful Paleo Art of Heinrich Harder.アンモナイトは軟体動物である。 その柔らかな本体の部分が残ることはまずあり得ない。 おびただしい数の化石標本が確保され、主要な産地であればたやすく見つけられるものでありながら、それらはほぼ全て殻であって、軟体部分の痕跡を留めた化石の発見例はごくわずかでしかない。 それは研究資料として十分な量とは到底言えず、したがって、本体部分がどのような構造であったかについては未だ解明されていない。 現生動物との比較は復元の常套手段であるが、現存する頭足類でこのような殻を具えているのは、オウムガイ類のほかは、フネダコ(Argonauta hians、殻の呼称は「タコブネ」)やアオイガイ(別名:カイダコ。Argonauta argo)が属するアルゴナウタ属(genus Argonauta)のみである。 現生オウムガイ類は、多数の短い触手を持ち、浮遊するように遊泳する動物。アルゴナウタ属はタコの仲間で、やはりこれも浮遊型の遊泳動物である。 そのほかの頭足類では、イカはより活発に遊泳し、タコは海底を匍匐(ほふく)するが、いずれも殻は退化させている。 トグロコウイカ(Spirula spirula)は非常に明確な渦巻構造を示す殻を有するが、それは完全に体内に納められている。 [編集] 進化史と系統分類 前述のとおり、アンモナイト亜綱の系統発生は、古生代オルドヴィス紀から生息していたオウムガイ亜綱からの分化と考えられている。 生態ピラミッドの最高次捕食者として栄えた時期もあったオウムガイ亜綱とは違い、アンモナイト亜綱はその進化史の初めから食い食われる中位の捕食者としての出現であった。 何を祖先と見なすかは、諸説で割れる分類が最初期のアンモナイトを何と定めるかによって違ってくる。 バクトリテス目をもってアンモナイト亜綱の発生とし、その直接的祖先とされるオルソセラス目(la:オルトケラス目、直角石の類い)のスフェオルソセラス(la:スファエルオルトケラス、Sphaerorthoceras)を上に置く考えもあれば、直錐形の殻を持つバクトリウス目をオウムガイ亜綱に分類し、彼らから分岐して螺旋形の殻の進化傾向を初めて見せるアナルセステス類をもって最古のアンモナイト亜綱と見なす説、その他がある。 アナルセステス類を含むゴニアタイト類は、中生代デヴォン紀中期からぺルム紀にかけて繁栄したが、未曾有(みぞう)の絶滅期であるP-T境界を超えることはなかった。 ぺルム紀中期出現のセラタイト類はしかし、P-T境界を超えて三畳紀を迎え、この時代を繁栄期としている。 そして、アンモナイト亜綱の代表たるアンモナイト目(狭義のアンモナイト類、Ammonitida)は、セラタイト類を母体として三畳紀中期に現れている。 彼らはジュラ紀・白亜紀を通して大繁栄することになるが、その陰でセラタイト類は三畳紀末に姿を消した。 登場以来、古生代から中生代にかけて長く繁栄することとなったアンモナイト亜綱ではあるが、幾度となく到来した絶滅イベントによって彼らのうちの古い形質を残すものは失われていき、ジュラ紀にはアンモナイト目だけが亜綱を構成する状況となっていた。 それでも、アンモナイト亜綱の隆盛期はこのアンモナイト目によってもたらされたものである。 そのようなアンモナイト目のなかにも盛衰はあり、代表的な一群であるアンモナイト亜目(Ammonitina)は白亜紀には減衰し始め、異常巻きで有名なアンキロセラス亜目(Ancyloceratina)が繁栄を見せている。 外国為替証拠金取引 自らも獲物を捕らえ、また大小様々な捕食者[8]の生態を支えてきたであろうアンモナイトはしかし、約6,500万年前の一時期に突如として姿を消した。 中生代の幕引きとなる白亜紀末の絶滅イベントが、今度はアンモナイト目を地上から消し去り、アンモナイト亜綱の命脈を絶ち切る悲劇を現出させ、彼らの進化史の全てを終わらせている。 一方、アンモナイト亜綱より先に存在していたオウムガイ亜綱は、これも長い地質時代の間に多くの種が現れては消えていった。 それでも、遠い子孫がわずかに生き延び、我々はそれを「オウムガイ(オウムガイ属、現生のオウムガイ類)」と呼んでいる。 20世紀末以降の学会では、断片的に軟体部の痕跡を留めているアンモナイト化石を基にした知見から、殻の形の似ている現生オウムガイ類よりも、歯舌[9]にある歯の数などで共通性を見出せるイカやタコを近縁とする説が有力になっている。 現生のイカやタコを含む鞘形亜綱(Coleoidea)の原初的な分化も、アンモナイト亜綱の発生のころにまで遡って考えるのが、今日的な説である。 アンモナイトと現生オウムガイ類は別の系統群と見なされるようになったわけであるが、類似する生活様式を持っていたための一つの収斂進化であると考えられている。 イカに近い生態で復元する場合のアンモナイトは、ごく短い足を多数具え、水中半ばを漂うように泳ぐ姿を想定される。 それが、タコに近い生態での復元であれば、殻から長い足を出して、海底をはい回る様子が描かれることとなる。 [編集] 上位分類 頭足綱の分類は非常に流動的で、統一見解が無い。諸説ある中の有力な2説に基づく、アンモナイト亜綱の上位分類、および、近縁の分類群をここに示す。 [編集] 分類(1) 頭足綱をオウムガイ亜綱・アンモナイト亜綱・鞘形亜綱の3亜綱に大別する。 FX 頭足綱 Cephalopoda オウムガイ亜綱 Nautiloidea :現生はオウムガイ属(genus Nautilus 〈ノーチラス属〉)のみ。 †アンモナイト亜綱 Ammonoidea 鞘形亜綱 Coleoidea :イカ、コウモリダコ、タコを含む。 [編集] 分類(2) 頭足綱をオウムガイ亜綱と新頭足亜綱の2亜綱に大別し、新頭足亜綱をアンモナイト類と鞘形類(絶滅したベレムナイト類、および、現生のイカ、コウモリダコ、タコを含む)に二分する。 頭足綱 Cephalopoda オウムガイ亜綱 Nautiloidea 新頭足亜綱 †アンモナイト類 Ammonoidea 鞘形類 Coleoidea [編集] 分類(3) 頭足綱を四鰓亜綱と二鰓亜綱の2亜綱に大別し、オウムガイ類とアンモナイト類と前者の下位に、現生を含む全ての鞘形類を後者の下位に置く。 四鰓亜綱 Tetrabranchia :巻き貝類に似た殻を持つ。足は多数の触手になっている。 オウムガイ目 Nautiloida †アンモナイト目 Ammonoida 二鰓亜綱 Dibranchiata 鞘形類 Coleoidea FX [編集] 下位分類(目・亜目) 諸説ある中の有力な2説に基づく、アンモナイト亜綱の下位分類をここに示す。 アンモノイド類は、狭義のアンモナイト類(アンモナイト目)と区別して言う場合のアンモナイト亜綱の呼称。 なお、分類(1)は分類(2)より多くの目を含むがゆえ、先に記したに過ぎない。分類(2)は多くの支持を集める分類法である。 略号の意味: †=絶滅(ここでは全て絶滅種)。la=ラテン語発音に準じた仮名転写(以下同様)。日本語による別の読みもあるが、ここでは省略する。 [編集] 分類(1) バクトリテス目をアンモナイト亜綱の始原的一群とする説に基づく。 アンモナイト亜綱を、バクトリテス目からアンモナイト目に至る7目4亜目に分類。 †アンモナイト亜綱(アンモノイド類) Ammonoidea †バクトリテス目 Bactritida :オルドヴィス紀末期- 三畳紀中期。直錐形の殻。オウムガイ亜綱-オルソセラス目(la:オルトケラス目)のスフェオルソセラス(la:スファエルオルトケラス、Sphaerorthoceras)からの分化。 †アナルセステス目(la:アナルケステス目、別名:アゴニアタイト目) Anarcestida (Agoniatitida) :デヴォン紀中期- 末。やや螺旋状の殻。 †ゴニアタイト目 Goniatitida :デヴォン紀末期- ペルム紀末。完全な螺旋状の殻。クリメニア目とプロレカニテス目の共通祖先。 †クリメニア目 Clymeniida :デヴォン紀末期- 末。 †プロレカニテス目 Prolecanitida :石炭紀初頭- 三畳紀後期。セラタイト目の祖先。 †セラタイト目 Ceratitida :ペルム紀中期- 三畳紀末。アンモナイト目の祖先。 †アンモナイト目(狭義のアンモナイト類) Ammonitida :三畳紀前期- 白亜紀末。 †フィロセラス亜目(la:フィロケラス亜目) Phylloceratina :三畳紀前期- 白亜紀末。保守的形態。 †アンモナイト亜目 Ammonitina :三畳紀後期- 白亜紀末。 †リトセラス亜目(la:リトケラス亜目) Lytoceratina :ジュラ紀後期- 白亜紀末。保守的形態。 †アンキロセラス亜目(la:アンキロケラス亜目) Ancyloceratina :ジュラ紀前期- 白亜紀末。異常巻きアンモナイトの類い。 くりっく365 [編集] 分類(2) バクトリテス目をアンモナイト亜綱に先行するものとして除外し、オウムガイ亜綱に分類する説に基づく。 アナルセステス類をもってアンモナイト亜綱の出現とする。 このほかにも、アンモナイト亜目をアンモナイト亜目とペリスフィンクタス亜目(Perisphinctina)に二分する説もある。 †アンモナイト亜綱(アンモノイド類) Ammonoidea †ゴニアタイト目 Goniatitida †アナルセステス亜目 Anarcestina †ゴニアタイト亜目 Goniatitina †クリメニア亜目 Clymeniina †セラタイト目 Ceratitida †プロレカニテス亜目 Prolecanitina †セラタイト亜目 Ceratitina †アンモナイト目(狭義のアンモナイト類) Ammonitida †フィロセラス亜目 Phylloceratina †アンモナイト亜目 Ammonitina †リトセラス亜目 Lytoceratina †アンキロセラス亜目 Ancyloceratina